J1神戸 逆転勝ちで再奪首 初先発の川崎が初弾!重傷の斉藤のために初Vへ一体
「明治安田生命J1、神戸2-1京都」(3日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸が京都に2-1で逆転勝ちして3試合ぶりに白星を挙げ、首位に浮上した。前半18分にMF川崎修平(22)、後半7分にFWジェアンパトリッキ(26)が勝ち越し点を決めた。福岡は2-1でFC東京に競り勝った。
神戸が逆転勝ちで首位に返り咲いた。リーグ戦初先発の22歳、川崎が起用に応えた。0-1の前半18分、ペナルティーエリア内でこぼれ球を左足で一閃(いっせん)。J初得点となる同点弾をゴール左上に決めた。
若武者がチームに勢いをつけた。1-1の後半7分、途中出場した快速ジェアンパトリッキが左サイドで京都の守備を突破。最後は左足で今季3点目のV弾を突き刺した。
本拠地は左膝に全治約1年の重傷を負ったMF斉藤未月のため一体になった。選手は「未月とトモニ!」Tシャツを着て入場。試合後は全選手が肩を組み、ゴール裏のサポーターと一緒になり、仲間に届けた勝利を喜び合った。
采配ズバリの吉田監督は「未月の粘り強さとかに今まで助けられた。みんなでカバーするんだと、チーム全員がそういうプレーができた」とうなずいた。
殊勲の川崎は祖父の誕生日祝いにもなったゴールを「幸せ。うれしい」と笑み。献身的な2歳上の斉藤の姿を見て、パワーをもらってきた。「(自身が未月に)パワーをあげられるように。勝利を重ねて優勝を取りたい」。強力助っ人2人を補強し若手も躍動。神戸が初タイトルへ再加速する。