なでしこジャパン 佐々木則夫委員長がアジア予選突破の難しさ語る「僕自身もリオ五輪を落とした間抜け男」
日本サッカー協会(JFA)は4日、都内で会見を開き、国際親善試合・アルゼンチン女子代表戦(23日・北九州)に臨む、女子日本代表「なでしこジャパン」のメンバー23人を発表した。
ベスト8となった女子W杯を経て、10月から始まるパリ五輪アジア2次予選へ向けての貴重な一戦となる。パリ五輪でのアジア枠は「2」。来年2月の最終予選では強豪のオーストラリアと同組となる可能性もあるなど、アジア予選突破は簡単ではない。
JFAの佐々木則夫女子委員長は「アジアでの2枠の突破は非常にプレッシャーがある。僕自身もリオ五輪を落とした間抜け男だった。世界大会(15年W杯)を準優勝して、リオ五輪を落とした。それだけアジア予選は緊迫のある、それだけの準備をしないといけない」と自身の代表監督時代の経験を踏まえ、アジア予選突破の難しさを語った。
また、強化へのマッチメークの難しさも吐露。W杯の躍動を受けても各国からの対戦依頼は「残念ながら来ていませんでした。今、五輪の予選がさまざまな地域で開催されているので」と明かした。
さらに、11月以降のインターナショナルマッチデー(IMD)での試合についても「実際にフィックス(確定)されている国があったが、急きょ五輪予選が関わりそうだということでペンディングされている現状がある。そこをどう構成するか、まだ決定していない」と説明した。