なでしこジャパン W杯メンバー再集結 池田監督「やれること増やしていきたい」

 23日の国際親善試合・アルゼンチン戦のメンバーを発表したなでしこジャパン・池田監督
 宮沢ひなた(共同)
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 日本サッカー協会(JFA)は4日、都内で会見を開き、女子日本代表「なでしこジャパン」の国際親善試合・アルゼンチン戦(23日・北九州スタジアム)に臨む代表メンバー23人を発表した。ベスト8だった女子W杯からの入れ替えはMF三浦成美(26=カレッジ)、DF宝田沙織(23=リンシェピング)の代表復帰の2人のみ。池田太監督(52)が率いるなでしこジャパンは、ベストメンバーで10月からのパリ五輪予選へ向けたスタートを切る。

 悲願の五輪金メダルへ-。W杯を終えたなでしこたちが、再び激しい戦いをスタートさせる。池田監督も「W杯を終え、次なる目標に向かっていくことになる。パリ五輪へ、アルゼンチンと戦い準備を進めていきたい」と意気込みを語った。

 W杯終了から短期間での代表招集に「本当に難しい。考えることが多い問題だった」という選手選考。国内ではカップ戦が始まり、海外でも新シーズンへの準備を進めている。

 それでもアジア大会メンバーに選ばれたFW千葉と、コンディション不良のFW浜野を除くW杯メンバー21人を招集。現状のベストメンバーで「一人一人の個の力もそうだし、チームとしてもやれることを増やしていきたい」とチームの精度を上げていく狙いだ。

 アジアを勝ち抜くのは簡単ではない。パリ五輪のアジア枠は「2」。最終予選では強豪・オーストラリアと当たる可能性もある。

 JFA・佐々木則夫女子委員長は「僕も(監督時代に)リオ五輪を落とした間抜け男だった。世界大会(15年W杯)で準優勝してリオ五輪を落とした。それだけアジア予選は緊迫した戦いになる」と自らの経験を踏まえ、その難しさを語った。

 アルゼンチンはFIFAランキングこそ31位(日本は8位)だが「韓国や中国のレベルに達している。特に韓国に似ている」(佐々木委員長)とアジアへの戦いを前に格好の相手といえる。「ここから本当に力を付ける選手が出てきてほしい」と池田監督。世界の頂点を目指し、池田ジャパンが再び動き出す。

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