U22大岩監督「全員で意識共有」 6日からパリ五輪1次予選過酷3連戦
サッカー男子のパリ五輪1次予選を兼ねたU-23(23歳以下)アジア・カップ予選が6日(日本時間7日)から始まる。8大会連続の五輪を狙うU-22日本代表はバーレーンで3試合を戦う。中2日の過酷な日程で全23選手は初戦前日に集合。大岩監督は「短い時間で全員で意識を共有したい」と表情を引き締める。
この予選は11組に分かれて分散開催され、各組1位と2位の上位4チームが五輪最終予選を兼ねた来年4月からのアジア杯に出場する。アジア3位までが五輪出場権を獲得し、4位はアフリカ勢とのプレーオフに回る。
日本の相手はパキスタン、パレスチナ、バーレーン。3チームとも活動が少なく「分析しづらい。ピッチに入った瞬間からアンテナを高くすることも重要」と監督。第1、2戦は午後9時半、第3戦は午後6時半開始だが、夜も気温は高く、試合後の回復も鍵になる。
東京五輪後に発足したチームは4度の欧州遠征などで経験を積んだ。点取り屋の細谷(柏)は「引いてくる可能性が高い相手をどう攻略していくか」とポイントを挙げる。5~6月のU-20ワールドカップで主力を担った19歳のDF高井(川崎)ら新戦力も加わり、実戦を通したチーム力の向上が求められる。