INAC神戸・フェロン新監督、女王奪還へバルサ化改革!「日本女子選手は非常に規律正しい」10日埼玉戦は入場無料、観戦代は満足度次第
サッカー女子WEリーグのINAC神戸は6日、WEリーグカップ戦のちふれ埼玉戦(10日・ノエスタ)に向け、神戸市内で調整した。就任後いまだ勝利のないジョルディ・フェロン新監督はホームで初勝利を目指し、練習中から猛ゲキを飛ばした。
「ボールを失わないように」「大事につないでボールをつなぐ」と口酸っぱく指示。スペイン1部の名門バルセロナの下部組織で育った監督は華麗なパス回しが特長な“バルサ化”を目指し、チームを改革している。
ボールを奪われた選手には「笑ってちゃいけないよ!」と手厳しい。メッシの体の使い方を例に挙げ、事細かく助言。練習最後には「必ず結果は出ます」と選手に語りかけた。
就任後は2連敗ながら「クオリティーの高い選手がそろっている。しっかりボールをつなぐサッカーができると信じている。日本の女子選手は非常に規律正しい。しっかり話を聞いてくれる」とチームの成長を実感する。
あとは勝利という結果がほしい。そのためにも同戦でINAC神戸はWEリーグでも初の試みで観客動員増を目指す。INAC神戸は観客に満足度でチケット代を支払ってもらう『チケット代はあなたが決める「Shall WE Pay?」』を実施する。
一部の有料席を除き入場は無料。試合後、出口で最低金額100円以上をスマホ決済アプリ、現金、クレジットカードで支払う。支払額の上限はない。
「いいサッカーをして、勝ちにこだわって。勝利を皆さんに届けたい」と監督は意気込んだ。
INAC神戸はWEリーグ初代女王で昨季は2位。覇権奪還を目指す2023-24WEリーグは11月11日に開幕する。