堂安「もう一回たたきのめしてやろうと。でかい態度で帰れるように」 W杯ドイツ撃破再現へ序盤を「五分五分で」
サッカー日本代表は6日、ドイツのウォルフスブルクで9日(日本時間10日)の同国代表との親善試合に向けて練習を行った。堂安律(25)=フライブルク、古橋亨梧(28)=セルティック=らが連係からのサイド攻撃を確認したり、ミニゲームを行ったりした。昨年のW杯1次リーグでは日本が2-1でドイツから歴史的勝利を挙げた。過去の対戦成績は1勝1分け1敗。
10番を背負うレフティーが目をぎらつかせた。W杯1次リーグ初戦で後半に貴重な同点ゴールを挙げ、歴史的勝利に貢献した堂安は「もう一回たたきのめしてやろうと思っている。でかい態度で帰れるように頑張ります」と強気に言った。
鍵に挙げるのは試合の入り方だ。W杯の対戦時は、前半は圧倒的に支配されて何とか1失点でしのいだというのが実情。今回のドイツは、同じ相手に2度も負けられないと球際の部分で激しくくることが予想される。
「立ち上がりの5分、10分で押されてしまうとやり返すのが難しい展開になる。そこで五分五分でやり合えれば、かなりいい試合になるんじゃないか」
W杯後に日本が取り組むのは、球を保持しながら主導権を握るスタイル。その必要性は理解しながらも「W杯で自分らの何が通用したかは忘れてはいけない」という。ボール奪取から素早く攻撃に移り、シンプルにゴールを目指す形が日本の持ち味だった。新旧の戦い方を柔軟に組み合わせ、「ドーハの歓喜」の再現をドイツの地で狙う。