サッカーの元女子日本代表「なでしこジャパン」のＦＷ岩渕真奈（３０）が８日、都内で引退会見を開いた。１日には自身のＳＮＳで「プロサッカー選手を引退することにしました。自分のサッカー人生が大大大好きでした」と現役引退を表明していた岩渕。「引退すると言ってからいろんな人にありがとうと言ってもらえることが多く、１週間ぐらい経って（サッカー人生が）もっと好きになったし、いろんな人に支えられていたんだなと。ただただ、ありがとうという気持ちです」と、涙をぬぐいながら語った。

　小学校時代の将来の夢について、著書の中で「パン屋さんかイモトアヤコさん」と書いていたことを質問されると笑顔を浮かべ「結構本気の夢でした。パン屋さんというのは今でもパンが好きですし、やれることならやりたいと思っている。大人になった今、小麦が高いとか朝から大変だとか聞いて、パン屋っていうのは少し遠くなったかなと思う」としつつ、イモトアヤコについては「イッテＱがすごく好きなので、イモトさんみたいに面白くて凄いって言われるような人になりたいという夢は今でも持っています」と、現在進行形の夢として憧れを持っていることを明かした。

　今後のメディア露出については「女子サッカーを知ってもらえる機会の１つにもなると思う。いい意味でやりたいことがないので、本当に色んなチャレンジをしながら合うものをみつけていきたい。人前に出るのは皆さんのおかげでちょっと好きなので」と、テレビ出演などの活動にも意欲をみせた。