サッカー女子元日本代表で、２０１１年ワールドカップ（Ｗ杯）優勝メンバーの岩渕真奈（３０）が８日、東京都内で引退会見を開き「ベストなタイミングだった。寂しくないわけではないが、後悔はない。大好きなサッカーをやっていただけでたくさんの人に応援してもらい、本当に幸せだった」と涙をぬぐった。

　鋭いドリブルでなでしこジャパンを長くけん引してきたが、昨年は両足首の手術や出場機会が減っての移籍など、もがく時間が長かった。「自分が求める理想のプロ選手から遠ざかっている感覚があった。１年考えて決断した」と明かした。

　会見には１１年Ｗ杯などでともに戦った澤穂希さんがサプライズで登場した。