「国際親善試合、日本代表４－１ドイツ代表」（９日、ウォルフスブルク）

　森保ジャパンが昨年のカタールＷ杯に続いて、強豪のドイツを撃破した。

　日本は前半１１分に右サイドを駆け上がったＤＦ菅原が低いクロスを上げると、ＦＷ伊東が右足で合わせてニアサイドのゴールネットを揺らして先制点。「ニアにボールが来るかなと思って、うまく触ってゴールになって良かった」と話した。

　前半１９分にドイツＦＷサネのゴールで同点に追いつかれるが、その３分後には再び右サイドからの菅原のクロスに伊東が触り角度を変えると、最後はＦＷ上田が反応して左足で合わせて勝ち越しのゴールを奪った。

　後半はドイツに押し込まれる場面もあったが、得点を許さず。後半４５分にはＦＷ久保が敵陣でボールを奪って抜け出すと、最後は冷静にＦＷ浅野にパスを送り、３点目を奪う。さらに後半４７分にもＭＦ田中のゴールで４点目を挙げた。

　森保監督は「選手もスタッフも厳しい試合になることを覚悟した上で、準備をチームとして日々やってこられた。勝利という結果は別として、チャレンジをしていくことをチームとしてやれたことが良かった」とドイツ相手の完勝に手応えを感じていた。

　決勝点を挙げた上田は「常に準備していたので取れたゴールだと思う。今までと違うパフォーマンスがで出せたし、初めて日本代表に貢献できた」と喜び、ＤＦ冨安は「Ｗ杯での勝利とは、また違った勝利。次につながる。Ｗ杯まで３年あるが、より良いチームになってベスト８の壁を破って上に行くことを意識したい」と話した。