J1浦和が今後の対策&役員処分を発表 サポーター暴動騒動での処分を受け

 日本サッカー協会(JFA)は19日、規律委員会での決定として、8月2日の天皇杯4回戦・名古屋-浦和戦(CSアセット港サッカー場)で一部サポーターが暴動騒ぎを起こした件に関し、J1浦和に対して、24年度天皇杯の参加資格剝奪と、始末書の提出といった処分を発表した。

 処分を受けて浦和は再発防止施策を発表。

 ①違反行為に対する新たな処分基準の策定

 ②処分および処分解除決定の運用プロセスの見直し

 ③ファン・サポーターのみなさまや外部アドバイザーからなる第三者委員会の立ち上げ

 ④違反行為者への適時適切且つ毅然とした対応(即時退場を含む)

 ⑤「スタジアムでの禁止事項等観戦ルール」の周知徹底

 ⑥ファン・サポーターのみなさまとのコミュニケーションの再構築

 以上の6項目でホームページに再発防止策の詳細をアップした。

 また処分決定を受けて、代表取締役社長の役員報酬15%、取締役の同報酬10%を、それぞれ3か月間自主返納すると共に、本事案に関する社内処分についても、社内規定に従って適正に行っていくことを発表した。

 ホームページでは「改めまして、今般の違反行為によりご迷惑をおかけした全てのみなさまに、心より深くお詫び申し上げます。繰り返し申し上げておりますが、今回の事案はこれまで多くのサッカー関係者やファン・サポーターのみなさまのご努力によって形成されてきた、スタジアム観戦への好意的なイメージを大きく棄損させる、極めて重大な問題であると受け止めております。サッカー界のみならず、社会の一員として、自らが果たすべき責任と誠実に向き合い、覚悟をもってクラブ運営に取り組んでまいります」と記した。

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