なでしこジャパン池田監督「個の成長が必要」 23日アルゼンチン戦 パリ五輪予選へ弾みに
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は22日、北九州市内で国際親善試合・アルゼンチン戦(23日・ミクニワールドスタジアム北九州)を前に最終調整。公式会見に臨んだ池田太監督(52)は、10月から始まるパリ五輪アジア2次予選への弾みとしたい思いを示した。
8強入りのW杯を経て「相手に対応された時に、またそれに対応できる力が必要と感じた」と池田監督。この合宿中では4-3-3のシステムを試すなど、戦い方の幅を広げることにも力を注いだ。
パリ五輪へ、アジアでの厳しい予選を勝ち抜くために進化が求められるなでしこ。その一つに「個で(相手を)剥がせる、個で奪われない。そういう成長が必要」とも話した。
W杯得点王のFW宮沢は「もっと個人で戦えないとチームは大きくならない」と、W杯後にイングランド・マンチェスターUに移籍。「短期間だけど気持ちの変化は感じている」と手応えを示す。個で、チームで、前進を続けるなでしこがパリ五輪への第一歩となる一戦へ向かう。