浦和サポ暴動問題で安全なスタジアム環境作りにJFA田嶋会長「本気になってやっていく」

 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(65)が23日、天皇杯4回戦(8月2日、名古屋-浦和)の試合後に、一部浦和サポーターが暴力行為などの違反行為を行った件で、浦和に来年度の天皇杯出場権剝奪などの処分を下したことに「残念な結果だと思うが、真摯(しんし)に受け止めなければならない」と見解を示した。

 JFAは9月1日に当該サポーター17人を無期限入場禁止(JFA主催試合、Jリーグや各連盟などの主催試合を含む国内すべての試合)、1人を5試合の入場禁止とする処分を発表していた。

 さらに19日には、規律委員会が浦和が観客や選手らの安全確保のために適切な措置ができなかったとして、浦和へは来年度の天皇杯出場権剝奪とけん責(始末書の提出)といった厳罰を科していた。

 田嶋会長は「本当のチームを応援するのではない形で関わった方たちが(起こしたことで)、ああいう罰則が与えられてしまうんだということは、みんなで理解しないといけない」とした。

 21日にはJFAとJリーグ、J60クラブ合同での異例のメッセージも発信された。今後の再発防止へ田嶋会長は「日本サッカー界、Jリーグ、それぞれのクラブが本気になって、そういう人たちをしっかりとコントロールしていくことをやる。その良いきっかけにしなければいけない。ヨーロッパでも安心・安全に見られる環境が作られたのはクラブの努力があったと聞いている。日本も本気になってやっていく」と話した。

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