「イングランド・プレミアリーグ、ブライトン３－１ボーンマス」（２４日、ブライトン）

　イングランド・プレミアリーグでブライトンの三笘薫（２６）が、ボーンマス戦で１－１の後半から出場し、２点を決めて３－１の勝利に貢献した。ブライトンでの１試合２ゴールは初めてで、今季通算３得点とした。リバプールの遠藤航は３－１で勝ったウェストハム戦の後半４３分から出場した。

　三笘が鮮やかな活躍でホームのサポーターを熱狂させた。ボーンマス戦に１－１の後半から出場して２ゴール。複数得点をマークするのはブライトン入り後で初めてで、３－１の逆転勝ちの立役者になった。

　１点目は登場直後に決める電光石火の一撃だった。左サイドで味方とパスを交換してゴール前へ進入し、相手ともつれながらも右足アウトサイドで押し込んだ。さらに後半３２分には、正確な左クロスをフリーで頭で合わせた。「あのクオリティーのボールを出せる選手はなかなかいない。感謝しないといけない」と謙遜したが、ゴール前にできたスペースに巧みに入る動きが光った。

　過密日程の影響もあってか、今季初めて先発を外れた。前半は同点で折り返したとはいえ、相手に押される嫌な展開。「チームが劣勢だったので、必ず早い段階で（出番は）あるだろうと思っていた」。満を持して出場して勝利を引き寄せる大活躍。デゼルビ監督も「素晴らしい選手。違いをつくってくれた」と称賛を惜しまなかった。

　これで今季リーグ戦は６試合で３ゴール、３アシストと順調な滑り出し。「もっと取れると思う。全然、満足してない」という２６歳のドリブラーは今後も貪欲に結果を求めていく。