アジア大会サッカー 北朝鮮選手の行為が波紋 日本のドリンク強奪しスタッフを殴る仕草で威嚇 SNS怒り「暴力とかスポーツやる資格なし」

 日本に敗れ、試合終了後に審判に詰め寄る北朝鮮の選手(共同)
 北朝鮮に勝利し、サポーターにあいさつする日本の選手たち(共同)
 後半、タックルを受け倒される佐藤(左)=共同
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 「アジア大会・男子サッカー・準々決勝、日本代表2-1北朝鮮代表」(1日、杭州)

 日本が接戦を制して、準決勝進出を決めた。1-1の後半35分に松村優太が勝ち越しPKを決めた。

 荒れた試合となった。試合後には北朝鮮の選手が主審を取り囲み、声を荒げながら、詰め寄る場面があった。PK判定の場面で北朝鮮選手はPKへの不満を露わにしており、試合後に改めて怒りを爆発させたとみられる。

 試合中には看過できないシーンも。1-0で日本が1点リードしていた後半27分。プレーが切れたタイミングで、日本側のスタッフが飲料の入ったクーラーボックスをピッチに持ち込み、日本選手が水分補給していた。そこに北朝鮮選手が入り込んで、飲料を要求。日本のスタッフは帰り際だったが、渋々飲料を渡した。しかし、北朝鮮の選手はスムーズにボトルを渡さなかった日本スタッフに左手をあげて殴るような仕草をみせて威嚇。審判からイエローカードを受けた。SNSでは「北朝鮮の選手、日本のスタッフぶん殴ろうとしてた」、「呆れた」、「暴力とかスポーツやる資格ないわ」と、怒りの声が寄せられていた。

 試合後、元日本サッカー協会会長で、Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏(86)が自身のXを更新。「アジア大会のサッカー北朝鮮戦。勝利したものの北朝鮮の、明らかに怪我を狙った酷いプレーをレフェリーが見逃し続けた。FIFAレフェリーとはとても信じられない。日本選手が大怪我しないかを心配しながら見ていた」と、試合中の北朝鮮選手のラフプレーを見逃した審判に苦言。北朝鮮選手の試合後の抗議についても「試合終了後もレフェリーに突っかかっていたが、何らかの処罰が課せられるべき行為だった」と断じた。

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