川崎・橘田が決勝ゴール「いいコースに飛んでくれた」4年ぶりACLホーム戦で勝利

 後半、決勝ゴールを決めた橘田(前列右から2人目)を祝福する川崎イレブン
 後半、決勝ゴールを決め、駆け出す橘田(右)
 後半、決勝ゴールを決め、登里(奥)と喜ぶ川崎・橘田
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 「ACL・1次リーグ、川崎1-0蔚山」(3日、等々力陸上競技場)

 今シーズン苦しんだ主将のゴールで、川崎が4年ぶりとなるホームでのACLを勝利で飾った。

 鬼木監督が「どうしても勝たなきゃいけないゲームだと思って挑んだ。アジアを取るためには蔚山を超えていかないといけない」と強い思いで臨んだ一戦。この試合まで過去1勝4分け4敗と苦手としてきた韓国・蔚山相手に、試合開始から川崎が攻勢を仕掛けた。

 そして後半44分。MF遠野からのパスを受けた主将・MF橘田が右足を鋭く振り抜くミドルシュート。低い弾道でゴール左へ突き刺さった。「入ってくれと思いながら思いっきり振り抜いたら、いいコースに飛んでくれた」と会心の決勝点となった。

 今季はシーズン中盤で不振にあえぎ、スタメンを外れる試合も増えた。その中でも懸命に自身の成長を模索してきた姿に、鬼木監督も「殻を破り始めている。ゲームの全体像を見ながらプレーができている」と評価する。

 橘田も「自分のゴールで勝たせられたのは特別な思いがある。腐らずにやり続けてきて良かった」と笑顔。クラブ初のアジア制覇へ向け、最高の滑り出しとなった。

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