川崎がACL開幕2連勝 橘田主将が後半44分に劇弾ミドル 苦手の韓国・蔚山に14年以来の勝利

 「ACL・1次リーグ、川崎1-0蔚山」(3日、等々力陸上競技場)

 I組の川崎はホームで蔚山(韓国)を1-0で下し、2連勝とした。試合終盤に橘田健人がゴールを挙げた。蔚山は1勝1敗。1次リーグは東、西地区ともに、4チームずつ5組に分かれてホームアンドアウェー方式で争い、各組1位と2位の成績上位3チームが決勝トーナメントに進む。

 4年ぶりにホームで開催されたACLで大歓声を背に川崎が劇的な勝利だ。両チーム無得点で迎えた後半44分。MF遠野のパスを受けた主将・MF橘田が放ったミドルは、地をはうような軌道でゴール左隅へ突き刺さった。

 これで1次リーグ開幕から2連勝。過去1勝4分け4敗と苦手の韓国・蔚山相手に、試合開始から攻勢を仕掛懸けて14年以来の勝利を挙げた鬼木監督は「どうしても勝たなきゃいけないゲームだと思い挑んだ。アジアを取るためには蔚山を超えていかないといけない」と話した。

 今季は主将に指名されながら不振に苦しんだ時期もあった橘田は「自分のゴールで勝たせられたのは特別な思い。腐らずにやり続けてきて良かった」と笑顔。クラブ初のアジア制覇へ、最高の滑り出しとなった。

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