熊本大津高サッカー部でいじめ 全裸で土下座を撮影、教委に報告せず
サッカー強豪校として知られる熊本県立大津高で昨年1月、1年生だったサッカー部員の男子生徒が全裸で土下座をさせられ、その様子を撮影されるいじめを受けたとして、県教育委員会は3日、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定したと明らかにした。高校は今年7月に認識してから1カ月以上、県教委に報告していなかった。県教委は第三者委員会を設置し、詳しく調べる。
いじめは、全国高校選手権の応援で訪れていた宿泊所で起きた。大会は準優勝だった。県教委によると男子生徒は7月、担任に「先輩にあだ名を付けたと疑われ、謝罪を強要された。全裸で土下座し、写真に撮られた」などと相談し、高校が聞き取りを進めていた。