甲府がACLで歴史的初勝利 終了間際に長谷川が決勝弾「鳥肌が立ちました」 観衆1万1802人に「感謝」

 前半、攻め込む甲府・関口(左)
 前半、攻め込む甲府・三浦(中央)
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 「ACL・1次リーグ、甲府1-0ブリラム」(4日、国立競技場)

 甲府は0-0の試合終了間際にゴールを奪いブリラム(タイ)に勝利した。後半45分。右クロスにMF長谷川元希がヘディングで合わせて決勝点。「鳥肌が立った。結果が全て。勝って良かった」とクラブ史上初となるACLでの勝利を喜んだ。

 前半こそシュートは同22分に右クロスからFWウタカが打った1本のみ。後半7分にはセットプレーからDF神谷凱士がヘディングシュートを放ったものの惜しくもGKに阻まれた。2試合連続のスコアレスドローかと思われたが、篠田善之監督は「J2(のチーム)でもやれるということを見せよう」と勝ち点3をあきらめなかった。

 クラブとしては初のACL挑戦。甲府の本来の本拠地『JITリサイクルインクスタジアム』はアジアサッカー連盟の定める基準の要件を満たしていなかったため東京・国立競技場をホームとした。降りしきる雨の中でも甲府ファンだけでなくJリーグの他チームのファンも駆けつけ、観衆1万1802人が集まった。「感謝しています」と長谷川。J2勢として初のACL白星で期待に応えた。

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