南野拓実 W杯以来の代表復帰 サッカー日本代表26人発表 森保監督「調子良い」多様なオプションをチームに与える存在に
日本サッカー協会は4日、千葉市内で会見を開き、10月の国際親善試合(13日・カナダ戦=新潟、17日・チュニジア戦=神戸)に臨む代表メンバー26人を発表した。フランス1部モナコのFW南野拓実(28)が昨年のカタールW杯以来の代表復帰。国内組ではJ1で首位を走る神戸の守護神・GK前川黛也(29)が2年ぶりの代表入りとなった。
11月からのW杯アジア2次予選、そして来年のアジアカップを見据えたチーム作りが本格化する森保ジャパン。その中で今シーズン開幕から好調さが際立つ南野が、久しぶりの代表復帰となった。
今季はリーグ戦6試合で3得点3アシストの南野。先月に欧州視察した森保監督も「欧州の選手たちをスカウティングしている中で非常に調子良く、チームに貢献している」と高く評価し、W杯後の新チームでは初となる代表選出を果たした。
さらなる進化へ、選手層や戦術の選択肢を重視する森保ジャパン。南野の起用法も「構想では4-2-3-1ではトップ下。4-1-4-1ではインサイドハーフでプレーしてもらおうと思っている」と説明。CFやウイングもでき、多種多様なオプションをチームに与える存在となる。
そして国内組ではJ1神戸からGK前川を選出。今季の神戸を「戦術が徹底され、粘り強くとアグレッシブをチーム全体で表現している」と評価した上で、守護神の前川を「代表の戦力としてふさわしい。いいプレーをしている」とした。
W杯アジア予選の登録は23人。「相手が対策をしても、持っているオプションで戦いを有利に進めて勝つ」という目指す姿へ、競争はさらに激化していく。