“闘将”闘莉王、北朝鮮のラフプレーに言及「あの年代は指導がなければ自分からはやらない」「一線を越えた」

 サッカー元日本代表の田中マルクス闘莉王氏が4日、自身のYouTubeチャンネル「闘莉王TV」を更新し、1日のアジア大会、男子準々決勝の日本-北朝鮮戦について言及した。

 試合は北朝鮮にイエローカード6枚が出される大荒れの内容で、再三のラフプレーに日本は苦しめられた。闘莉王氏は、「明らかにケガをさせるタックルやエルボーなど、一線を越えた試合になった」と指摘した。

 日本がU-22、北朝鮮がU-24という若いチームの戦いで、北朝鮮について「子供たちはコーチやスタッフから何か言われてああいう行動をやりだした。あの年代の選手は自分からはやらない。指導がなければああいう行動には出ない」と推測。また「(選手は)言われたことをやらないとレギュラーを外される、試合に出られなくなるなどがある」と推し量り、「調べるのは難しいが、きちんと調べないといけない。今後のサッカー人生に影響が出てくる問題」と北朝鮮イレブンの未来を懸念した。

 自身も「闘将」と呼ばれた現役時代には、勝負に徹した激しいプレーを臆さず行い「戦わないといけない時もある」と一定の理解は示した。一方で「どれくらいの気合でどれくらいまで戦わないといけないか、指導者がきちんと選手たちに教えないといけない」と責任を追及。「僕も間違ったことをたくさんやってきた」と振り返った上で「これはサッカーじゃないというのをまずわかってほしい」と訴えた。

 また、試合後に北朝鮮選手から詰め寄られた審判についても「(試合を)コントロールしないといけない」と力量を指摘。「遅れて後ろからタックルしたのはイエローでは片付けられない」などと、レッドカードを出して厳しい姿勢を取らなかった積み重ねが、危険な行為を増長させたと考察した。

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