川崎 天皇杯3大会ぶり決勝進出 橘田V弾!逆足の左で強烈ミドル「何としてもタイトルを」

 後半、チーム2点目のゴールを決め、喜ぶ川崎・橘田(右から2人目)
 後半、チーム2点目のゴールを決め、登里(手前)と抱き合って喜ぶ川崎・橘田
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 「天皇杯・準決勝、川崎4-2福岡」(8日、等々力陸上競技場)

 準決勝の2試合が行われ、決勝(12月9日・国立競技場)のカードは川崎-柏に決まった。川崎は初めてベスト4入りした福岡を4-2で下し、頂点に立った第100回大会以来の決勝進出。1-1の後半にMF橘田健人(25)らが得点を重ねた。柏はJ2勢で唯一勝ち残っていた熊本に4-0で完勝し、優勝した第92回大会以来となる決勝に進んだ。前半に2点リードし、後半はFW細谷真大(22)とMF高嶺朋樹(25)のゴールで突き放した。

 鮮烈な一撃で3大会ぶりの決勝を決めた。同点の後半8分。相手GKがクリアしたこぼれ球を、MF橘田がダイレクトで左足を振り抜く強烈なミドルシュート。DFが伸ばした足をはじき、ゴール右へ突き刺した。

 利き足とは逆ながら「練習の成果だと思う。勝利に貢献できて良かった」と会心のゴールに橘田の表情も緩む。そして、チームにとっても嫌な流れを断ち切るゴールだった。

 前半5分に先制したが、同39分にはFWレアンドロダミアンがPKを失敗。直後に福岡に同点を許した。それでも「うまくいかない時間帯もあったが、チームでしっかり修正できた」。主将・橘田を中心に後半へ気持ちを切り替えた。

 新主将となった今季は不調で苦しんだ時期もあったが、3日のACL韓国・蔚山戦に続き2試合連続の決勝弾。逆境を乗り越えた背番号8は「タイトルを取らないといけないチーム。その力は十分にある。何としてもタイトルを取りたい」と力強い言葉を残した。

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