神戸GK坪井、守護神代役任せろ「いつでも準備」 吉田監督「頑張ってもらうしかない」 代表離脱の前川、21日・鹿島戦微妙
J1で首位に立つ神戸は14日、GK坪井湧也(24)が正守護神・前川黛也離脱ピンチを救うことを誓った。膝の負傷で離脱していたが今週復帰。この日は関西ステップアップリーグでC大阪戦に先発し、前半、クロスに果敢に飛び込み、好セーブを見せるなど、状態に問題ないことをアピールした。
「黛也くんのけがは残念だけど、どんな状況になっても僕たちは準備するだけ。いつでも対応できるようにしている。周りの選手から『いつでも準備しとけよ』と言われている。どうなるか分からないけど、そういうところも意識して取り組んでいる」と、スタンバイはOKだ。
今季リーグ戦は開幕から前川が全試合フル出場。今月の日本代表戦のメンバー入りしたが手の負傷で12日に離脱。21日の鹿島戦(国立)出場は微妙な状況になっている。
今季29試合で25失点は浦和に続く2番目の少なさ。残り5試合、初のリーグ優勝に向け、堅守の神戸を支えてきた守護神不在となれば痛い。
吉田監督は「不在は大きい?それは間違いない。状況を見ながら、いる選手でやるしかない。今から人が増えるわけでもない。GKがいない中でGK(坪井)が戻ってきたのはよかった。頑張ってもらうしかない」と、代役に期待した。
神戸アカデミー出身の坪井は昨季、リーグ戦デビューを果たし2試合に出場。「お兄ちゃんのような存在」と言う前川と切磋琢磨(せっさたくま)してきた。「黛也くんの普段の努力を間近で見ている。今年は出場があまりできていないけどチームはトップにいる。そのサブキーパー、セカンドキーパーだという気持ちを常々、持って普段から意識して取り組んでいる。いつでも出られる準備をして、出たら勝利に貢献できるように」と、意気込んだ。