広島が女子サッカーWEリーグカップ優勝 延長、PK戦の激闘制しクラブ初タイトル
「WEリーグカップ・決勝、広島0(4PK2)0新潟」(14日、等々力陸上競技場)
広島レジーナがPK戦までもつれた激闘を制してクラブ史上初となるタイトルを獲得した。
前半7分にはアジア大会でも女子日本代表として活躍したMF中嶋淑乃が左サイドを突破すると、最後は右足でシュート。しかし、枠を捉えることはできず先制点のチャンスを逃した。広島が主導権を握りながらも前半を0-0で折り返した。
後半も攻め続けた。同26分にはペナルティエリア手前で得たフリーキックも生かし切れなかった。同38分にはロングボールに抜け出したFW高橋美夕紀が右足でシュートを放ったがクロスバーに直撃し、決定機をものにできないもどかしい展開が続いた。
0-0のまま90分間では決着がつかず延長戦に突入。90分以降は劣勢に立たされる苦しい展開となったが無失点でしのいだ。
延長戦でも勝負は決まらずPK戦に入った。PK戦では広島の蹴った4人全員が成功。新潟の3、4人目が失敗し、4-2で勝ちきった。グループリーグから無敗でWEリーグカップ2代目女王に輝いた。