広島 PK戦制してWEリーグカップ初V 創設3年目で初タイトルに主将・近賀「本当に濃い3年だった」

 初優勝を果たし、カップを掲げて喜ぶ近賀(手前右)ら広島イレブン
 PK戦の末に新潟を破り、GK木稲(左手前)に駆け寄る広島イレブン
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 「WEリーグカップ決勝、広島レジーナ0(PK4-2)0新潟レディース」(14日、等々力陸上競技場)

 決勝が行われ、広島が初のタイトルを手にした。初優勝を懸けた新潟との一戦は互いにゴールが奪えず、延長を終えて0-0からのPK戦を4-2で制した。PK戦では広島が4人連続で決め、新潟は3人目と4人目が失敗して決着した。

 激闘を制してクラブ創設3年目で初タイトルを獲得した。元日本代表で主将のDF近賀は「本当に濃い3年だった。最高のメンバーに出会って、このチームでよかった」と涙を浮かべ喜んだ。

 自身はなでしこジャパンで世界一も経験し、21年のWEリーグ発足に合わせ、立ち上がった広島に加入。中村監督は「チームの輪を作ってやってくれた」と、39歳となったベテランに感謝した。

 優勢に試合を進め、0-0での延長、PK戦で勝ちきった。カップ戦とはいえ日テレ東京V、三菱重工浦和、INAC神戸の3強を崩した。近賀は「リーグでもタイトルを取れるようなチームになる」と、11月の次なる開幕を見据えた。

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