冨安健洋「アーセナルのトップトップを代表に還元したい」17日チュニジア戦の左SB起用には「どうでしょう」
カナダ戦を4-1で快勝したサッカー日本代表は15日、国際親善試合、チュニジア戦(17日・ノエビアスタジアム神戸)に向け神戸市内で調整した。左サイドバック(SB)のDF伊藤洋輝(シュツットガルト)が離脱。センターバック(CB)を務めるDF冨安健洋(アーセナル)は左SB起用に関し、「どうでしょう。好きに予想してください」と笑顔でかわした。
所属のアーセナルでは左SB経験は十分。「シンプルに1対1で負けないだったり、SBに求められるベーシックなことをしっかりとやれればいい。リーダーシップを発揮してやるところは変わらない。クリーンシートに押さえることはやっぱりこだわっていきたい。代表でも失点が続いているので、そこはどこで出るにしても求めていきたい部分。まずはしっかりとクリーンシートに抑えるっていうところ」と、無失点へ意気込んだ。
DF毎熊晟矢(C大阪)、DF町田浩樹(サンジロワーズ)ら代表経験の浅いメンバーにも世界トップレベルを伝えたい。「シンプルにアーセナルでやってることを還元したい思いが強いですし、アーセナルで学んでいることがトップトップだと信じているし、そこを還元したいという思いと、そっちの方が強い」と語った。
「トップトップ」のイングランド・プレミアリーグのアーセナルが別次元なのは肌身で感じてきた。「単なる1個のパスですら『違う』って言われたりする。3個4個先の局面をイメージしてパスを出さないといけないんで。本当に判断の所もそうですし、奪ったボールをマイボールにできるか、できないかっていう、そこの1プレーで試合が変わるんで。そこの細かいところを学んでますし、アーセナルではCBをやることは少ないですけどCBはやっぱり時間をコントロールしてあげるというか、チームの時間をコントロールするのはCBの役目だなと思う。そこはいまもトライしているところ。代表でそれも還元できればいい」と、熱い口調だった。