久保建英 追加点アシスト 思い出の地で成長の証し刻んだ「良い流れできている」

 「国際親善試合、日本代表2-0チュニジア代表」(17日、ノエビアスタジアム神戸)

 日本はチュニジアに2-0で快勝した。前半43分にFW古橋亨梧(セルティック)が先制ゴールを決め、後半24分にはMF久保建英(レアル・ソシエダード)からのパスをMF伊東純也(スタッド・ランス)が決めて加点した。11月から始まる2026年W杯アジア2次予選を前に、最後の実戦を白星で飾り、6連勝締め。これでチュニジアとの対戦成績は5勝1敗。来年1月には、2011年以来3大会ぶり5度目の優勝を目指してアジア・カップに臨む。

 思い出の地で、MF久保が成長の証しを刻んだ。まずは前半12分。前日に「明日、フリーキックがあれば蹴ります」と宣言していたFKだ。ペナルティーエリアの左手前から左足を振り抜き、壁の下を狙う低い弾道のシュートも、これは惜しくもGKにセーブされた。

 それでも前半43分には、久保が起点となったMF旗手へのパスから、最後はFW古橋が決めて先制。さらに後半24分には、左サイドをドリブルで切り込み、MF伊東へラストパス。これを伊東が決めて追加点をアシストした。

 ノエビアスタジアムは久保にとって験の良い場所だ。横浜M時代の18年にはJ1初ゴール、昨年6月のガーナ戦ではA代表初ゴールも記録していた。久保も「(良い印象は)ありますよ」と話す。

 神戸での節目のゴールから成長を続け、今季はクラブでも好調を続ける。「点を取れた(チャンスがあった)ので、そこは悔しいけど、2点ともに絡めたのはすごいポジティブかな」と表情に充実の色が浮かんだ。

 11月からのW杯アジア2次予選を前に、日本代表の6連勝に貢献して「非常に良い流れできている。みんなが期待してくれるような日本代表になっている」と久保。この勢いを生かし、勝負の時へと身を投じていく。

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