Ｊ１首位の神戸は１９日、イングランド・プレミアリーグのアストン・ヴィラと戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。アストン・ヴィラはリーグとＦＡカップでそれぞれ優勝７回を誇る名門。若手選手の海外移籍支援や選手育成、指導者養成やクラブ間の人材交流、ユース年代における交流プログラム、チーム編成、スカウト、分析に関わるデータや知見の共有など、様々な分野で提携する。

　１０月末に神戸がアストン・ヴィラを訪れ、神戸アカデミーの選手が練習参加。２０２４年にはアストン・ヴィラのアカデミーチームが来日しトーナメント実施を予定する。

　楽天グループ会長兼社長でヴィッセル神戸会長の三木谷浩史氏はクラブを通じ、「この戦略的パートナーシップにはビジネス面のみならず、スポーツ面におけるパートナーシップも含まれており、ヴィッセル神戸から選手をアストン・ヴィラの練習に送ることや、フットボールの戦略に関するデータや知見の共有を始めていきます。これは特に若手選手にとっても、イングランドやＶ　Ｓｐｏｒｔｓグループ内のクラブで経験を積める機会を生み出すことができるようになるため、素晴らしい取り組みになるでしょうアジアのクラブとヨーロッパのトップともいえるプレミアリーグのクラブ間の戦略的パートナーシップの最高の例の一つになることを願っています」とコメント。

　アストン・ヴィラのナセフ・サウィリス会長も以下のようにコメント。「このパートナーシップは双方に多くの利益をもたらすと考えています。ヴィッセル神戸の選手たちにヨーロッパでフットボールをするための道を創り出し最終的にはアストン・ヴィラでプレーする道を拓くことができればと考えています。今後長年にわたり、神戸の友人たちと協力していけることを楽しみにしています。

リーグ優勝に向けて大事な試合が続きますが、ヴィッセル神戸が優勝を勝ち取れることを願っています」