サッカー 日本は2034年W杯のサウジ開催を支持「アジアは一つにまとまる」将来的な日本開催は「やる意志がある」
日本サッカー協会の田嶋幸三会長(65)が19日、都内で開かれた理事会後に取材に応じ、「あきらめざるを得なかった」と2034年男子W杯では招致を表明しているサウジアラビアを支持する意向を示した。
26年大会が北中米、30年大会(モロッコ、スペイン、ポルトガルと一部の試合をウルグアイなど)がアフリカ、ヨーロッパ、南米での共催とされることで34年はアジア、オセアニア開催となっている。
ただ、W杯の参加チームは48チームと増えており、本大会でのスタジアム条件では8万人以上収容が1会場、6万人以上が2会場、4万人以上が11会場必要で「(条件を目指す)ベースになるものがない」と現段階では断念した。
田嶋会長は「われわれは(将来的に)W杯をやる意志がある」という主張をした上で、スタジアムの整備などクリアすべき条件を残していることも踏まえ「アジアは内部分裂したりせず一つにまとまる。正式にサウジアラビアをサポートする」と表明した。
日本協会は「2005年宣言」で2050年までに再びW杯の日本開催を目指すとしている。田嶋会長は「必ずもう一回(招致する機会は)あると思っている」と話した。