Jシーズン移行問題 新潟が反対姿勢に野々村チェアマン「それぞれのクラブが抱える課題には対話を続けていく」
Jリーグは24日、都内で理事会を開催し、秋春制へのシーズン移行についての経過が報告された。18日の実行委員会後には、Jリーグ事務局としてシーズン移行について前向きに話を進めていく方針が示されていた。
Jリーグの野々村芳和チェアマンは、これまでの議論に「われわれが成長するために何が必要だったんだろうということは、明確に問題点が出てきている。10年後、20年後も考えて取り組むようになってきたのは良い傾向だし、良い時間を過ごせていると感じている」と感想を語った。
J1新潟が反対の意思表明をしていることには「決着の仕方は理事会の判断を持ってということになる」とした上で「以前はもっと多くの人が懸念を持っていたかもしれないが、長い月日をかけて話していく中でシーズンを変えるのも一つの方法と思っている人たちが増えたことも事実。それぞれのクラブが抱えている課題には対話は続けていこうと思ってる」と説明した。
今後は降雪地域のクラブへの対応や、通常年度と異なるスケジュールによって生じるスタジアム確保や新加入選手への対応などの課題解消について議論される。順調ならば12月の理事会でシーズン移行が決定。現行案では早ければ26-27年シーズンからの移行となる。