レアル会長 関係悪化でクラシコを〝ドタキャン〟 当初は来賓席で観戦予定も
「スペイン1部リーグ、バルセロナ-レアル・マドリード」(28日、バルセロナ)
レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が「エル・クラシコ」を〝ドタキャン〟することになった。当初は来賓席で観戦予定だったが、両クラブの緊張関係が再び高まったことでバルセロナ入りを見合わせるという。スペインのスポーツ紙マルカなど複数メディアが26日までに伝えている。
現地報道によると、バルセロナのクラブスポークスマンがSNSでレアル所属のブラジル代表FWビニシウスを攻撃する発言をしたことがきっかけ。その後もバルセロナがクラブとして事態収拾へ向けた働きかけをしないことを問題視しての〝ドタキャン〟判断だという。
両クラブは、ペレス会長の右腕とされるホセ・アンヘル・サンチェスGMがバルセロナのラポルタ会長と談笑するなど関係回復へ向かっていることをうかがわせていただけに、それまでの努力が無駄になった格好だ。
なおペレス会長は、今年3月にバルセロナで行われたクラシコも欠席している。この時はバルセロナに審判買収疑惑のネグレイラ事件が表面化したばかり。同会長は抗議の意思表明と直接衝突を避けるために現地入りしなかったという。