セルティック・古橋亨梧 2試合連続ゴール ロジャーズ監督絶賛「素晴らしい得点」
「欧州CL・1次リーグ、セルティック2-2アトレチコ・マドリード」(25日、グラスゴー)
E組でセルティック(スコットランド)の古橋亨梧がホームのアトレチコ・マドリード(スペイン)戦で前半4分に先制点を決めた。CL2戦連続ゴール。チームは2-2で引き分け、勝ち点1。古橋は後半35分に退き、前田大然はフル出場。旗手怜央は前半7分に負傷交代した。同組でフェイエノールト(オランダ)の上田綺世は3-1で勝ったホームのラツィオ(イタリア)戦の後半33分から出場し、ラツィオの鎌田大地は出番なし。フェイエノールトは勝ち点6、ラツィオは同4。G組の前回王者マンチェスター・シティー(イングランド)、H組のバルセロナ(スペイン)がそれぞれ3連勝とした。
欧州最高峰の舞台で、再び鮮やかに決めた。古橋は「いい形でワンツーが入ってきた。うまく(シュートがゴールに)入って良かった」と相好を崩した。
5万5千人以上の観客が詰めかけたホームで、前半4分にいきなり見せ場をつくった。前田らも絡んでボールをつなぎ、最後は味方からの正確なパスが古橋へ。落ち着いて左足でゴール左に決め、ロジャーズ監督も「素晴らしい得点だった」と絶賛した。
昨季はCL1次リーグ6試合に出場したが無得点に終わり、エースの役割を果たせなかった。しかし、4日のラツィオ戦でのCL初得点で「一つ殻というか、決められなかった事実を破れた。ようやくスタートラインに立てた」という。この日の得点も勝利には結び付かなかったが、チームはCL常連の強豪と引き分け、今季初の勝ち点を確保した。
28歳の日本代表は結果を「ポジティブには考えた方がいい」と受け止めながらも、「2点、3点取れる選手にならないと」とゴールと勝利を目指す貪欲な姿勢を崩さなかった。