J1首位・神戸 残留争いの湘南を警戒 吉田監督「去年、自分たちも本当に必死に闘った。彼らの気持ちは分かる」

 J1首位の神戸は27日、神戸市内で湘南戦(28日、レモンS)に向け調整した。残り4試合、2位横浜Mと勝ち点4差をつけ、初リーグ優勝へラストスパート。最短で11月12日の浦和戦(埼玉)で優勝が決まる可能性がある。オンライン取材に応じた吉田孝行監督は「相手の置かれている状況を考えるとホームですし、必死に戦ってくる、そういう状況、自分たちも彼らの気持ちは分かる。気持ちの部分でまず、相手を上回らないといけない。難しい試合になるけどアウェーでしっかり勝ち点3を取って帰ってきたい」と、闘志を燃やした。

 9月23日、C大阪、同29日の横浜Mとの天王山、前節10月21日の鹿島戦と強豪を突破し3連勝。一方で下位に沈む湘南は残留争いで必死な相手。昨季の神戸は一時、最下位に沈むなど下位を経験したからこそ分かる。「団結力、必死さ。去年、自分たちも本当に必死に戦っていた。そういうときにやっぱりすごい力は出るもの。まずはそういう自分たちのベースのところで負けないのが大事」と監督は警戒した。

 前節では左手を負傷しながら1失点で抑えたGK前川黛也は「もちろん今回の試合も勝たないといけない。相手も残留争いの中、2連勝して勢いづいている。僕たちもその相手に対して集中して臨まないと足元をすくわれる。前回同様にしっかりと集中して、いい入りをして勝ちたい」と意気込んだ。

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