J1首位神戸・吉田監督「気持ちで上回る」残留争い湘南の必死さ警戒

 J1首位の神戸は27日、神戸市内で湘南戦(28日、レモンS)に向け調整した。残り4試合、2位・横浜Mと勝ち点4差をつけ最短で11月12日の浦和戦(埼玉)でリーグ初優勝が決まる可能性がある。オンライン取材に応じた吉田孝行監督は「相手の置かれている状況を考えると必死に戦ってくる。自分たちも彼らの気持ちは分かる。気持ちの部分でまず、相手を上回らないといけない」と今季初の4連勝へ意気込んだ。

 C大阪、横浜M、鹿島と強豪を突破し3連勝。湘南は下位に沈むものの昨季、残留争いを演じた神戸だからこそ必死さを熟知する。「去年、自分たちも本当に必死に戦っていた。そういう時にやっぱりすごい力は出る」と、監督は警戒した。

 前節では左手を負傷しながら1失点で抑えたGK前川黛也は「相手も残留争いの中、2連勝して勢いづいている。僕たちもその相手に対して集中して臨まないと足をすくわれる。チームのため身を削って守る」と意気込んだ。

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