メッシ 8度目「バロンドール」受賞 史上最多更新!36歳で2年ぶり W杯の優勝を評価

 最優秀選手賞「バロンドール」の表彰式でトロフィーを持つメッシ(共同)
 バロンドール受賞を息子たちと喜ぶアルゼンチン代表のメッシ(左端)(共同)
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 サッカー専門誌フランス・フットボールが選定する2022~23年シーズンの最優秀選手賞「バロンドール」の表彰式が30日、パリで行われ、昨年のW杯カタール大会を制したアルゼンチン代表のFWメッシ(マイアミ)が2年ぶり、史上最多を更新する8度目の受賞を果たした。36歳での受賞は1956年に41歳で受賞した元イングランド代表のマシューズに次ぐ年長記録。女子はスペイン代表のMFボンマティ(バルセロナ)が初受賞。宮沢ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)は12位、長谷川唯(マンチェスター・シティー)は27位だった。

 昨年は候補の30人からも漏れたメッシが、36歳にして「世界最高選手」の称号を取り戻した。自身5度目のワールドカップ(W杯)で優勝の悲願達成が評価され「チームメートやスタッフ、そして国民と分かち合いたい」と、個人の栄誉よりも周囲の人々や母国アルゼンチンに思いをはせた。

 シーズンを通した成績はマンチェスター・シティー(イングランド)で52得点し、3冠達成の立役者となったハーランドが飛び抜けていた。ただ、1カ月足らずのW杯で強烈に輝いたメッシのインパクトは絶大だった。

 2008年からの10年、ポルトガル代表FWロナウドと2人で5度ずつ賞を分け合った。その後さらに3度も受賞を重ね、かつてのライバルを引き離したが「自分が史上最高の選手かどうかは興味がない」。圧倒的な個人技にもおごらず、W杯制覇の純粋な夢を懸命に追う姿が共感を呼んだ。

 今夏に欧州の第一線から米国に移っただけに最後の受賞となる可能性が高い。今回は記者投票で23歳のハーランド、24歳のエムバペを抑えたが、次世代の両FWに「これからは間違いなく彼らが受賞するだろう」とバトンを託した。

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