J1神戸・武藤嘉紀 児童と交流しゴールパフォも教わる「優勝することが今の夢」「しっかりやり遂げる」小学校訪問
J1で首位に立つ神戸のFW武藤嘉紀(31)が2日、学校訪問事業「GOAL for SMILEプロジェクト」で神戸市内の明親小学校を訪れ、児童らと交流した。神戸は公式戦1ゴールにつきサッカーボール4球を神戸市内の小学校へ寄贈している。
質疑応答コーナーでは夢を問われ、「優勝することが今の夢」と即答。支えになった選手には昨季まで同僚だった元日本代表DF槙野智章氏、長友佑都(FC東京)を挙げ、「自分が成長することをイメージして努力するところ、彼らが頑張っているから自分も頑張れる」と語った。
児童らとはリフティングで触れ合った。また、ゴール後のパフォーマンスとして、同校の着任式などで披露され、手で相手を招き、腰を振って歓迎する「Welcome」ポーズも伝授された。
今季は9得点、9アシストとけん引し、残り3試合、ラストスパート。イベント後は「子供たちにあんなに喜んでもらえると思ってなかったのでうれしかった。残り3試合、優勝に向けて、応援してくれている気持ちは伝わった。しっかりやり遂げないといけない」と意気込んだ。
前節は下位の湘南とドローとなり2位・横浜Mとは勝ち点2差に接近。最短での優勝は25日の名古屋戦(ノエスタ)となった。今季ラスト本拠地でサポーターとともに歓喜の可能性もある。「僕たちが勝ち続ければいいだけ。計3試合、すべて100パーセントで臨まないといけない。夢について聞かれることはそうそうなくなったけど、今の自分の夢って何だろうと考えさせられて、ヴィッセル神戸が優勝したこともないということもあって、これだけ1年やってきたことが実れば、それに越したことはない。今の自分の夢はそこなんだと逆に自分は気付いた」と、児童らの純粋な応援に大いにパワーをもらった。