福岡 初タイトルへ平常心 長谷部監督「目の前の試合に最大出力」 〝アウェー〟濃厚も「気にしない」

 練習中に指示を出す福岡・長谷部監督
 Jルヴァン杯決勝を前に、記念撮影する福岡・奈良(左)と浦和・酒井
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 「ルヴァン杯・決勝、福岡-浦和」(4日、国立競技場)

 福岡は3日、試合会場で冒頭15分を除く非公開で前日練習を行った。長谷部茂利監督(52)らが会見に出席し、初タイトルへ意気込んだ。浦和は7年ぶりの同杯制覇へ主将のDF酒井宏樹(33)らが決意を語った。

 初のファイナルにも気負いはない。長谷部監督は「目の前の試合に最大出力を出せるように積み上げたものを出そう」と、前日練習から平常心を強調。練習では選手らに笑顔も見られた。

 クラブとして苦しい時期を乗り越えてきた。福岡は96年からJリーグに参入。ここまで4度のJ2降格など昇降格を繰り返してきたが、今季は現在過去最高タイのリーグ8位につけ、4季目の指揮官の下で成熟の時を迎えている。

 チケットは完売で観衆は約6万人の見込み。会場が東京・国立ということで、浦和サポーターがより多く詰めかけることも想定される。だが、長谷部監督は「気にしない。赤(浦和)の応援が青(福岡)の応援だと思うこと。それくらい私は気にしていません」ときっぱり。主将のDF奈良も「気にしない。栄誉ある舞台を楽しみたい」。“アウェー”でもJ屈指の強豪を倒し、初タイトルを掲げる。

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