レアル、エムバペ獲りから完全撤退か 来夏PSG退団でも
サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリードが長年動向を追っているフランス代表FWキリアン・エムバペ(PSG、仏)の引き抜き戦線から完全に手を引くという。スペインのラジオ局カデナ・セールが記者の見解として伝えた。
報道によると、仮に2024年夏、自由契約になったエムバペをマドリードへ迎える場合3000万ユーロ(約48億5000万円)のボーナスを支払うことになり、そうなればチーム内のその他の選手の待遇にしわ寄せが出る恐れがあるという。加えてクラブの方針として有望な若手選手の引き抜きをしているが、エムバペは26歳と年齢的に中堅クラスになり、また前回PSGと契約延長しマドリードの提示を断った経緯からファンに受け入れられないだろうと見ている。
レアル・マドリードはエムバペがモナコに所属していた当時から獲得に動いた経緯があり、2017年のPSG加入のあとも複数回引き抜きを画策したとされる。最近になっても同選手の獲得の噂が複数メディアで再燃。今月4日にはレアル・マドリードがこの噂を否定するとともに交渉の事実もないとの異例のクラブ公式声明を出していた。