久保建英 16強導いた!攻撃操り2ゴールの起点に「台風の目になれている」 CL初ゴールにも意欲
「欧州CL・1次リーグ、レアル・ソシエダード3-1ベンフィカ」(8日、サンセバスチャン)
第4戦が行われ、D組でレアル・ソシエダード(スペイン)のMF久保建英(22)がホームのベンフィカ(ポルトガル)戦で2ゴールの起点となり、3-1の勝利に貢献した。後半25分までプレーし、チームは3勝1分けの勝ち点10。インテル・ミラノ(イタリア)とともに同組2位以内を確定させ、20季ぶりの16強入りを決めた。
久保が巧みに攻撃を操り、レアル・ソシエダードを20季ぶりの16強入りに導いた。「CLで台風の目になれているんじゃないか」。クラブ史に残る快進撃の中心を担い、口ぶりも滑らかだ。
右で相手を引きつけ、警戒が薄れた逆サイドから仕留める。この形から2ゴールが決まった。開始6分には3人に囲まれながらフリーの味方にパスを通し、先制点につながる好機を演出した。前半21分にもドリブルでマークを引きつけてから味方につなぎ、チームの3点目を生んだ。
ボールを相手に触らせない位置にコントロールする技術と、視野の広さ。天性の才能に磨きをかけ、22歳のアタッカーはすごみを増している。ベンフィカの守備を手玉に取り「僕のサイドから崩すことが多かったので、そこら辺は満足している」とうなずいた。
この勢いならCL初ゴールも時間の問題だろう。本人も得点に対する意欲を隠さず「みんなが点を取っているとうれしいけど『自分が』という思いもある」と目をぎらつかせた。
W杯アジア2次予選(16日=対ミャンマー、21日=対シリア)に臨む日本代表にも選出。2026年のカナダ・メキシコ・米国W杯を目指す戦いでも、存在感を示し続ける。