「WEリーグ、INAC神戸1-0新潟」(11日、ノエビアスタジアム神戸)
INAC神戸が新潟との開幕戦を制し、白星発進を決めた。
序盤は押された。相手にボールを持たれる展開を打開したのは日本代表(なでしこジャパン)のFW田中美南だった。前半7分。中央で相手のパスを奪い、ドリブルで持ち上がったMF成宮唯から田中がパスを受けると、転倒した相手DFの隙を見逃すことなく冷静に左足で決めた。WEリーグでは昨季に続いて2年連続の開幕戦ゴールにもなった。
前半を1-0のリードで折り返すと後半もチャンスを作りながら得点を奪うことはできなかった。ただ、守備では最後まで1点を守り切った。
今季からWEリーグ初となるスペイン人監督のジョルディ・フェロン氏(45)が指揮官に就任している。スペイン1部の名門バルセロナの下部組織で育ち、サラゴサなどでプレー。2000年のシドニー五輪ではシャビ・エルナンデス(現バルセロナ監督)らとともに銀メダルを獲得した。引退後は女子クラブの監督を歴任し、昨年まで同国で女子1部のエイバルを率いていた実績があり、チーム作りに期待も高まっていた。
この試合では相手にボールを持たれる時間もあったが、先制点のショートカウンターなど効果的にゴールに迫っていた。INAC神戸にとって相手の新潟は直近3試合の通算成績1勝2敗と負け越している相手だったものの、重要な開幕戦で勝ちきった。観衆は3106人が集まり、試合後のインタビューで田中は「応援ありがとうございました。内容は厳しかったですけど3000人のパワーで粘り強く守ることができて勝てたと思います」とファン、サポーターに感謝。初代女王が奪還へ好スタートを切った。