自動降格圏内J2大宮が3連敗 退任する原崎政人監督が謝罪「申し訳ない」「サポーターの厳しい声も受け止めて前に進んで」
「明治安田生命J2、大宮0-2東京V」(12日、NACK5スタジアム大宮)
J3自動降格圏内の21位が確定している大宮は2失点で最終節も完敗し、3連敗で終えた。
前半は集中した守備で0-0で折り返した。ただ、後半18分にカウンターから先制点を奪われ、同23分にはサイドから崩されて追加点を許した。攻撃では最後まで1点も返すことはできず終了した。
原崎政人監督は今シーズン限りで退任することが決まっている。今年5月に相馬直樹前監督の解任に伴いヘッドコーチから監督に昇格し立て直しを目指したが、思うように勝ち点を積み上げることはできなかった。試合後の記者会見で「最終戦で勝てなかったことは今シーズンの象徴だと思った。最後に奪いきれなかった」と振り返り、「悔しさしかない。申し訳ない」と受け止めた。
4連勝後に上位とのラスト3戦で3連敗と浮上できず。指揮官は「この3試合とも対戦した相手は上位チーム。ただ、本当に勝てないのかというと本当にそうは思っていません。自分たちの勝つチャンスがあるゲームを落とすのがやはり力の差。であれば埋められない差ではない。ただ、これから何をするかによっては埋められない差になってしまう。このクラブに何が足りないのか、しっかり精査して進んでいかなければならない」と話した。
試合後、サポーター席では「NTT様 弱さよりも強くなる情熱が感じられないことに失望しています」と怒りの横断幕が掲げられ、セレモニーでは大ブーイングが巻き起こった。原崎監督は「ファン、サポーターの厳しい声も受け止めて前に進んで行ってほしい」と最後に言葉を残した。