サッカースペインリーグ、ラ・リーガのハビエル・テバス会長が、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長の発言を受けて「虚偽に満ちていて、司法判断の内容を歪曲するもの」だと反応、両者の緊張関係が悪化していることを印象付けた。

　１１日に行われたレアル・マドリードの代表ソシオ総会でのペレス会長の挨拶の言葉を受けてテバス会長がリーガの公式声明を出した。今後５０年のテレビ放映権料の１１％の摂収、またクラブ財産にリーグが介入するための法改正を試み、リーグ組織自体の透明性に疑問符を投げかけたビッククラブ指導者に対し大会運営のトップは「重大な告発が数多く行われているが、これらは正しいものではなく、レアル・マドリードに対する決議を意図的に省略したもの」だと情報操作をしていると主張。「これは単にリーガに反対するものではなく、クラブにも配慮がない」と特別扱いしないとしている。

　また組織の透明性が欠如しているとの指摘については「全くの謝り」だとし、「彼らが主張するスーパーリーグ構想を明らかにした時は事前の発表もなく透明性があったとは言えない」と逆に攻撃に転じている。