JFA・田嶋会長が放映権の高騰化に苦言 21日シリア戦の中継未決定「適切な相場がある」森保監督も「非常に残念」

 「W杯アジア2次予選、日本代表5-0ミャンマー代表」(16日、パナソニックスタジアム吹田)

 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(65)は、21日のシリア戦(サウジアラビア・ジッダ)の中継が決まっていない状況に「現状は全然決まっていないというところで。ただ、われわれは最後の最後まで粘って交渉していく」とした上で「変な形でお金をつり上げるとか、そういうことに乗っていくつもりは無い」とした。

 さらに「高騰していないのに、そこだけ高騰してもうけようとしているからこういうことになる。放映権の適切な相場がある。多くの国民のみなさんに見てもらいたい気持ちはあるが、最後はわれわれがお金を払うわけではないので放送してもらうように願うだけです」と現状の放映権の高騰化に苦言を呈す。

 シリア戦に関しては中立地のサウジアラビア開催も決定が遅れ、試合開始時間も直前に変更があった。「この段階で時間も変わる、ベニュー(開催地)も変わるということで、それじゃなかなか契約してくれるところがないだろうと思うが、最後まで交渉は粘り強くやっていかないといけない」と話した。

 森保監督もこの段階で試合中継が決まっていない状況に「それは個人的な思いで言うと非常に残念な思い。ただ、これも現実でしかない。いろんな方が日本代表の試合を日本国内で放送していただくということを最大限努力していただいていると思う」と、放送実現へ期待を懸けていた。

 さらに「実際に放送がなかったにしても選手が頑張っている姿を想像していただいて、応援していただければ」と現地へ来られない日本のファン、サポーターにも、代表への後押しを求めていた。

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