J1首位の神戸が関西ステップアップL4連敗 吉田監督「これが現実」ケガ人多く2戦欠場の山口の状況も「分からない」

 J1首位の神戸は18日、神戸市内で関西ステップアップリーグの今季最終、京都戦で0-3と無得点で完敗した。同リーグは関西地域の次世代を担うU-23年代の強化・育成を目的に開始。新型コロナウイルスの影響で中止が続いていたが、4年ぶりに関西クラブ、学生選抜が参加し、開催となった。

 神戸は今秋の同リーグは4戦全敗で終了。吉田孝行監督は「勝たないといけないのはあるけど、現実的にこれが実力。どうしても大学生、ユースを呼んでやらないといけない。きょうも半分くらいそうだった。そうなると難しい。とはいえ、プロの選手一人一人がもう少しやらないと。春先、キャンプからJ2、J3のBチームとやっても勝てない。僕らもJ1のカテゴリーでやってる」と嘆いた。

 チームは首位に立ち、次節25日のホーム名古屋戦(ノエスタ)にもリーグ初制覇の可能性がある。一方で“Bチーム”との差は大きく、選手層は今季ずっと課題にしてきた。

 最終盤を迎え主力に負傷者も多い。2試合連続欠場した中盤の要、MF山口蛍はチームを離脱中。監督は「来週の状況を見て。徐々に良くなっているとは聞いているけど、こればかりは本当に分からない。彼が痛いと言うなら本当に痛い」と話し、次節に間に合うかは不透明だ。

 前節の浦和戦では本来サイドバックが本職のDF酒井高徳がボランチの代役を務め、攻守に中盤を支えた。監督は「前回も完全に埋めてくれた。(山口)蛍に代わる選手はいないけど、それに近いくらい高徳はやってくれている。すごいですね高徳は」と、手放しで称賛した。

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