W杯アジア2次予選、日本VSシリア 異例の国内中継なし 放映権料の高騰化が問題視
「W杯アジア2次予選、日本代表-シリア代表」(21日、ジッダ)
26年北中米W杯のアジア2次予選を戦うサッカー日本代表の第2戦・シリア戦が21日、中立地のサウジアラビア・ジッタで開催されたが、日本では国内メディアで放送されない異例の事態となった。
シリア戦に関しては、放映権料の高騰化などが問題視され、生中継が決まらない事態が続いた。日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は、16日に大阪・パナソニックスタジアム吹田で行われたミャンマー戦後に「そこだけ高騰してもうけようとしているからこういうことになる。放映権の適切な相場がある」と指摘していた。
その上で放映権を持つシリア側と放送局の交渉難航に「多くの国民のみなさんに見てもらいたい気持ちはあるが、最後はわれわれがお金を払うわけではない。放送してもらうように願うだけ」と苦しい状況を語っていた。
森保監督もミャンマー戦後に「非常に残念な思い。実際に放送がなかったにしても選手が頑張っている姿を想像し、応援していただければ」とファン、サポーターの後押しを切望していた。