日本代表 シリア戦快勝も異例のテレビ放送なし 久保建英「地上波で当たり前にやってほしい」
「W杯アジア2次予選、日本代表5-0シリア代表」(21日、ジッダ)
日本が快勝した一戦は日本国内でテレビ放送されなかった。試合後に現地で対応した日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「私が聞いているところでは(放送権料を)どんどんつり上げようとしていたのは事実。相場が崩れるのは、いいと思っていない」と説明した。
当初は日本時間22日午前2時だった試合開始時間が、約2週間前に2時間15分早まった。それでも日本の深夜帯のキックオフで、同会長は「何億もよこせって言ったら(テレビ局は)それは出せない」と憤った。一方、日本側と放送権の交渉に当たったというアラブ首長国連邦を拠点とする代理店の主張は異なる。試合前日にジッダで日本メディアの前に社長が現れ、価格のつり上げを真っ向から否定する一幕もあった。
主将の遠藤は「少しでも多くのファン、サポーターに見てもらいたいのが本音だが、仕方ない」と受け止め、久保は「日本代表戦が地上波で当たり前にやってほしい思いはある」と訴えた。