日本代表快勝 シリア圧倒!国際Aマッチ8連勝 森保監督「選手たちが賢く、試合を進めてくれた」

 前半、チーム2点目のゴールを決める上田(手前)=共同
 前半、先制ゴールを決める久保(右端)=共同
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 「W杯アジア2次予選、日本代表5-0シリア代表」(21日、ジッダ)

 B組の日本はシリアに5-0で快勝し、2連勝の勝ち点6で首位を守った。前半にMF久保建英(レアル・ソシエダード)が先制ゴールを決め、FW上田綺世(フェイエノールト)が2得点。後半はDF菅原由勢(AZアルクマール)FW細谷真大(柏)の代表初ゴールで突き放した。国際Aマッチは8連勝で日本代表の最多記録に並んだ。ミャンマーに6-1で大勝した北朝鮮とシリアは1勝1敗の勝ち点3で、得失点差により北朝鮮が2位。アジア2次予選は3月に第3戦が行われる。

 一筋縄ではいかない中東勢との試合は、接戦にもちこまれたこともあった。だが、今の日本は次元が違う。先制から10分足らずで3-0とたたみかけ、大勢を決めた。

 攻め込みながら点を奪えない嫌な雰囲気を、前半32分に久保が鮮やかなミドルシュートで吹き飛ばす。そこでシリアの戦意がそがれたのを逃さず攻め立てた。機を見るに敏。森保監督は「選手たちが賢く、したたかに試合を進める部分を実践してくれた」とたたえる。37分、40分と上田が立て続けにゴールを陥れた。

 初戦のミャンマーと同様に守りを固める相手に対し、多彩なサイド攻撃が効果的だった。2点目は左サイドをオーバーラップした伊藤のクロスを逆サイドの伊東が折り返してお膳立てし、3点目は菅原、久保、伊東の好連係による右サイドの崩しから。5点目も左クロスから生まれた。

 中盤の守田はW杯カタール大会後の積み上げを実感する。「ボックス(ペナルティーエリア)内に何人が、どこに入るかは名波コーチが来てからすごく練習している。サウジに来てからも、オーバーラップのかけ方やタイミングはすぐに練習した」と成果を口にした。

 隙のない戦いぶりで、2連戦は計10得点、無失点。長丁場の予選で最高のスタートを切った。

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