J1神戸・酒井高徳、横浜Mの結果見て臨む名古屋戦に「先にやる、後にやるは関係ない」「ホーム最終戦を勝利で恩返し」
J1首位でリーグ初制覇に王手を懸ける神戸が24日、神戸市内でホーム最終戦の名古屋戦(25日・ノエスタ)に向け調整し、DF酒井高徳(32)がオンライン取材に応じた。「ホーム最終戦なのでサポーターの皆さん、いろんな期待をしてもらっている。勝利でホーム最終戦を終われるのが、今季支えてきてくれたサポーターたちへの恩返しになる。チーム一丸となって勝利を目指したい」と誓った。
勝ち点2差で追う2位・横浜Mが24日の新潟戦に引き分け以下となり、25日に神戸が名古屋に勝てばリーグ初優勝が決まる。横浜Mの結果を見て臨む一戦に「先にやる、後にやるのは僕たちには関係ない。僕たちが勝つことを求めてやる。やることを変えず同じスタンスでやり続けたい」と力を込めた。
MF山口蛍が負傷し、2試合連続の欠場。前節12日の浦和戦は酒井が代役ボランチを務めた。「自分がどのポジションにせよ、試合中にチェンジすることもあれば、始めから違うポジションで出たこともある。意識するのはチームとしてのバランスを崩さないこと。求められる役割をしっかりやりたい」と、チームが求めるなら、全精力を注ぐ。
23日はプロ野球の阪神とオリックスが神戸と大阪で祝賀パレード。次は神戸の番だ。「それが実現できたら神戸、兵庫県、関西が盛り上がる。神戸に来て神戸を強くする、優勝させるという思いを持ってきた中でそれがもうあと一歩のところにきている。自分の今できることをしっかり神戸に還元して、そのプレーをピッチで表現することが素晴らしい体験をする現実につながる」と意気込んだ。
日本代表戦を終え、前日にチーム合流したGK前川黛也は「優勝に手がかかっている状態で、なんとしても名古屋戦で勝ち点3は必須。覚悟を持って臨みたい」とキッパリ。16日のミャンマー戦で代表初出場を果たし、日本のゴールを守った。「日の丸を背負って戦うことで、ベンチでは感じられなかった重圧を感じた。そこの緊張感は比べものにならない。背負うものが大きいと感じた。フルで出るチャンスがあれば少しずつ信頼だったり、結果を出して、代表の正GKでやれるように努力していきたい」と上を見据えた。