横浜M 連覇かすむ痛恨ドロー それでも主将・MF喜田は前を向く「すべてが終わったわけではない」
「明治安田生命J1、横浜M0-0新潟」(24日、日産スタジアム)
2位横浜Mは新潟と0-0で引き分け、勝ち点は64となった。勝ち点65で首位の神戸は、25日にホームで名古屋と対戦。勝てば68となり、最終節(12月3日)を前に初優勝が決まる。川崎は鹿島に3-0で快勝した。
逆転Vへ勝利のみを欲した一戦で痛恨のドロー。攻めて攻めて攻め続け、それでも相手のゴールネットを揺らせず。横浜Mのリーグ連覇が遠くかすんだ。
試合開始から攻勢を仕かけた。前半3分にはFWエウベルが、同12分にはFWヤンマテウスのシュートが新潟ゴールを襲う。前半ロスタイムにはFWアンデルソンロペスが立て続けにシュートを放つも、相手GK小島の好セーブもあり得点を奪えない。
後半も猛攻を見せるが最後まで得点はできず。マスカット監督は「勝ち点3を望んでいたが、選手たちは最後の最後まで出し切った。これ以上は望めない素晴らしいパフォーマンスをしてくれた」と選手をねぎらった。
25日に神戸が勝利すれば最終戦を待たずしてV逸が決定。それでも本拠地最終戦の試合後セレモニーで主将・MF喜田は「絶対に諦めません。今日の結果ですべてが終わったわけではない」と話した。わずかな可能性を信じ、最後の戦いに備える。