J1神戸が悲願のリーグ初優勝!ホームで歓喜 大迫は雄たけび「神戸で優勝できたこと、誇りに」 武藤は涙 阪神、オリックスに続き示した関西の底力
「明治安田生命J1、神戸2-1名古屋」(25日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸が名古屋を下し、最終節を残して、クラブ創設以来初めてとなるリーグ制覇を達成した。
勝てば悲願の初優勝が決まる神戸は、前半12分にFW大迫勇也のポストプレーから、MF井出遥也がスルーパスに抜けだして、幸先よく先制。さらに、同14分には大迫のクロスにFW武藤嘉紀が合わせて追加点をあげた。武藤は今季10得点目となった。
ただ、前半30分に名古屋のユンカーにゴール決められて1点差に迫られた。後半はチャンスを決めきれず、ピンチも招いたが、何とか凌ぎきり、ホームで歓喜のホイッスルを迎えた。
大迫は雄たけびとともに、チームメートと抱き合い、武藤は涙を流して喜びを爆発させた。
プロ野球では阪神タイガースとオリックス・バファローズが優勝。そしてサッカーではヴィッセル神戸と、まさに関西イヤーな1年となった。
試合後、この試合までリーグトップの22得点をあげて、けん引してきた大迫は「このために戻ってきたので、最高です。本当に自分たちを信じて戦うだけでした。本当に仲間を信じていました。勝ててよかったですし、みんなに感謝したい。いつも通り、僕らが今までしてきたことを、と思っていた。それが優勝につながった」と、胸を張った。
そして「ヴィッセル神戸で優勝できたことは誇りに思いますし、全力で喜びたい。若い選手達も必死に成長してくれた。チームとして強くなった。(サポーターも)ずっと待ってたと思うので、みんなで喜びましょう」と、呼びかけた。