神戸初V、故障明け復帰の山口蛍が号泣「スタッフ、家族の支え、最後に戻ってこられた」

 インタビューで涙ぐむ神戸・山口蛍(撮影・山口登)
 試合前、アップする神戸・山口蛍(撮影・山口登)
 優勝を決め抱き合って喜ぶ神戸・山口蛍(中央)=撮影・山口登
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 「明治安田生命J1、神戸2-1名古屋」(25日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸が2-1で勝利し、創部29年目、リーグ初優勝を果たした。負傷で2戦連続欠場していたMF山口蛍が後半途中から復帰。名古屋の猛攻をしのぎきった。優勝の瞬間、ピッチに倒れ込んだ。

 献身なくして神戸の進撃はなかった。イニエスタに代わるチームリーダーを務め、中盤で攻守をコントロール。8月にMF斉藤未月が離脱後のピンチも獅子奮迅のハードワークで支え続けた。

 終盤、負傷で離脱したものの大迫に匹敵するMVP級の存在感。インタビューでは「すごく経験したことがないようなうれしい気持ち。ヴィッセルは良い時も悪い時もあった。このクラブにはこみ上げてくる思いがファン、サポーターにある。優勝が決まった瞬間はそういう思いがこみ上げてきた」と、感情があふれた。

 本拠地最終戦で復帰できるよう必死に間に合わせた。「ぎりぎりだった。メディカルスタッフ…、家族の支えもあるし、チームメートも待ってくれていた。最後に戻ってこられた」と言葉を詰まらせ、おえつをもらした。

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